ぼくの機材遍歴クロニクル
- 23:42 思い返してみればQY-10の頃なんて30音色ぐらいしかなかったわけで、やっぱり選択肢が多すぎるとそこで「選ぶ」っていう工数が発生するんだよな。
- 23:49 このまま「ぼくの機材遍歴クロニクル」になりそうだから一旦中断。*1
- 23:56 SY85時代の打ち込みはほとんどリアルタイム入力だった。QY10に比べてステップ入力が弱かったので、弾いた方が早ぇや、と。リズムマシンモードみたいなのもついてたけど「何小節目にパターン4に変える」とかも面倒で、シェイカー鳴らしっぱなし。
- 23:58 シェイカーまたはドンチーを鳴らしっぱなしにして、ピアノ音色でリズム+メロ+コードが判るように弾いてクオンタイズ。そのあとキックとスネアをドンパン弾いて・・ってまるっきり小室な作り方だった。
- 12:06 さんざっぱら研究したから、その作り方の限界も知っていた。おりしも小室ミリオン時代。限界を突破したがっていたころにだんだんとPCベースのシーケンサが使える環境になって、ピアノロールを「見て」直すようになったのは今ふりかえると大きい。
- 12:09 学校で使ってたのはSC88(VL一部教室は88pro)+VISION。家ではショボいPC環境でチマチマ増やして行った結果、Cakewalk3+MU100に。今思えばVISIONとCakewalkは似てた。LOGICに比べれば。
- 12:12 まだCubaseは超マイナーで、ATARIの頃から使ってるクラブ系のプロミュージシャンのためのもの、ってイメージだった。VSTが出たのは在学中だったけど、学校ではほとんど触った記憶がない。いわば「最後のMIDI世代」。
- 12:14 ちょうどRolandVSシリーズが牽引して単体HDRブーム。どのHDRもバックアップの問題がつきまとって、結局だいぶあとになってFOSTEXVF16を買うまでカセットMTRでがんばってた。
- 12:20 PCベースのいわゆるDAWになったのはかなりあとで、2002年ぐらいだったか。ちょうどバンド活動のピーク。慣れ親しんだCakewalkがSonarになって、Acid的な使い方も出来るようになった。たしかシーケンサ系でAcidパクったのはSonarが最初じゃなかったかな?
- 12:28 カセットMTR時代も、単体HDR時代も、生音は「きっちり構成を決めてから録音するもの」だったので、なかなか決まらなくて録音できずに終わったものがたくさんあった。その点、DAWになってからはある程度ラフな状態で録音してEditが出来た。
- 12:30 MIDIで細かく構築もできて、ラフな生音録音→Editもできる。DAW環境としてはSonarが一番だったんだけど、ちょうどバンド活動を休止して、人間関係や仕事でも、それまでの流れが全部一旦ストップした。気持ちのうえでも。
- 12:32 ふりかえれば、高校ぐらいからずっと「作ることを前提に」音楽を聴いてた。そのわりに「作る」能力は上がらなくて、どんどん頭でっかちに。その流れがリセットされて、ひさしぶりにリスナーとしてのたのしさを味わった。
- 12:37 どうせネットとメールがメインになるから、と、DAW環境は無視してiBookを買ってみたりもした。でも折角ついてるから、と、あるときGarageBandをつかってみた。リズムマシンのついた便利なMTRだ、と位置づけたら使い方がわかってきた。
- 12:41 宮沢君*2が自宅にでっかいスタジオを作ってProToolsも入れたけど、結局デモを作るときは簡単なループ鳴らせる単体MTRとポータトーンとガットギターだけ、て記事がアタマに残っていて、おなじことをGarageBandでやってみたかった。
- 12:45 ごみ捨て場で拾ったガットギターをiBookの内蔵マイクで録って、GarageBandで鳴らしっぱなしのリズムループと、コーラスだけはやたら重ねて。基本ダブル。あのころ作れなかった「デモテープ感覚」の音は、こうやって作ればよかったんだ、と一番たのしかった時期。
- 12:47 ブリッジのはがれかけたガットギター(冗談で貼ったシールから「クリストファーロビン」と名付けた)は引退させGodinに、iBookはMacBookに、インタフェイスも一応買って、GarageBandからAbleton Liveに移行試行中。
- 12:49 これからはたぶん、バンドを組んで予定あわせて練習してライブやって、という流れはどんどんやりにくくなるんだと思う。それにその流れに乗っていたのはせいぜい二年ぐらいで、やっぱりずっとしんどかった。アコガレはあるけど、やっぱ向いてないんじゃないかな。
- 12:52 だからファイルベースのセッションというか、勝手にオーバーダブ合戦というか、そういう方向でうまく廻る仕組みを試している。*3すこしでも気負わずに、つづけられる方法を。
- 12:54 まぁそんなクロニクル。